ライティング・ハイ

年間350本以上映画を見た経験を活かしてブログを更新

2017-01-01から1年間の記事一覧

何かを「売る」ということは……      

「こんなに本を買ってたのか」 2017年も終わりに近づいてきて、夜中に一人で大掃除をしていた時、ふと思った。 あまり棚とか整理していなかったため、私の部屋の本棚はぐちゃぐちゃである。 それを一気に片付けていると自分が今年読んできた本の量に驚い…

カメラを持つと「死」に怯えた日々を思い出す  

こんなことを書いてもいいのか正直今も迷っている。 普段、ブログを書くときはどこの誰かが読んでいるのかもわからないため、自由に自分の気持ちを素直に書いてしまっているが、もしかしたらこの文章はどこかの誰かを傷つけることになるかもしれない。 身近…

「やりたいのにやれない」という思いに苦しむ人がいたら、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」は特別な薬になるかもしれない  

「また、今年もスター・ウォーズか……」 もはや年末恒例の行事にもなっているスター・ウォーズの公開日が迫ってきていた。 子供の頃から映画が好きで、もちろんスター・ウォーズも一通り見ているが、正直言うと今回はあまり期待していなかった。 純粋なファン…

何かに熱中することを忘れている大人がいたら、この本は起爆剤になるのかもしれない  

「何でこの人はこんなに仕事に熱中できるのか?」 社会人をやるようになって、仕事でいろんなところに営業に出ていると、 何度か異常なほど仕事に熱中している人と出会うことが度々ある。 正直言うと、私はもともとサラリーマンという職業が嫌で仕方がなかっ…

人に選ばれるということ  

「どうしてこの人の周りにはいつも人が集まっているのか?」 何度かそう思ってしまう魅力的な人と出会ったことがある。 「どうして人が集まってくるのか?」 「どうしてこの人の近くにいると、また会いたいと思ってしまうのか?」 私は昔からマイナス思考の…

人間関係に悩んでいた私が、ポートレート写真を通じて見えてきた世界

「人間関係のストライクゾーンが狭すぎる」 大学時代から仲良くしていた友人からこんなことを言われたことがある。 私はただ呆然としながら、友人の話を聞いていた。 「周囲の人の可能性を捨てないほうがいいよ。あまり気が合わないなと思うような人でもきち…

「努力しない人間は嫌いだ」……ある人に言われたこの言葉が脳裏に焼き付いて離れない

ガタン、ゴトン。 金曜日の夜遅く、いつものように疲れた表情で満員電車に乗っていると、疲れた顔をしたサラリーマンが目に入る。 明らかに疲れているんだろうな。 パッと見ても明らかに目の色が暗く、疲れた表情の人たちが目に映ってくる。 自分も周囲から…

人に発したものは自分に返ってくる  

「人に発したものは自分に返ってくる」 PCの画面に打ち込まれている文字を読み、私はしばらく考え込んでしまった。 私が読んだのは、とある写真家が書いた文章だった。 「言葉であれ、態度であれ、人から発せられたあらゆる要素は壁に投げたボールのようにし…

「何かに消費されている」と感じる人こそ、写真家奥山由之さんの写真展には行った方がいいのかもしれない  

「なんだこの写真は……」 電車の壁にプリントされた一枚の広告写真を見て、私は思わず立ちすくんでしまった。 青空の下で一本のポカリスエットが宙を舞っている写真。 フィルム特有の色合いで描かれた一枚の写真に私は度肝抜かれた。 とにかく写真を見ただけ…

10代の頃に映画「シンドラーのリスト」を観てから、どうしてもこの感情が拭いきれないでいる

「長いこと生きていると、その時、出会うべき人に出会える瞬間がある」 そんなことを昔、ある人に言われた 出会うのが早すぎてもダメ。 社会に出て、いろんな経験をしていく中で、少しずつバケツの水が溜まっていくかのようにして、自分の価値観も変わってい…

全てがモノクロに見えていた当時の私を変えた、あるひとつのフィルムカメラ

「とにかく全部捨てよう」 そう決心してすぐ私は東南アジア行きのチケットを買っていた。 もう何もかも捨ててしまえ。 無理やり自分を押し殺して生きていくことに疲れ果て、私の心は限界に来ていた。 他人の目が気になる。 仕事を辞めてしまった自分に居場所…

社会人になってずっと「空虚感」を抱えている人がいたら……

「なんでこんなに頑張っているんだろう」 ふと満員電車の中で思い立った。 終電近くの満員電車の中は、いつも人でごった返している。 大抵は疲れた顔をしたサラリーマンで埋めつくされている。 仕事のイライラが溜まっているのだろうか。 何か仕事上の話をボ…

生きている実感を感じられない人にとって、映画「ブレードランナー2049」は、特別な薬になるのかもしれない

「人が生きている意味なんてありません。ただ生まれて死ぬだけです」 今でも予備校講師に言われた言葉をたまに思い出す。 私が通っていた予備校には名物とされている英語の先生がおり、とにかくその先生から授業中ボロクソに私はヤジを飛ばされていた。 「大…

「自分の母親だけは死なないものだ」……そう感じている人にとってこの本は。

「この漫画読んでみてください。そして、是非感想を聞かせてください」 いつもお世話になっているプロのフォトグラファーの方からこんなメッセージが届いた。 その人は自分にとって写真の師匠のような存在で、月に数回写真のことを学ばせていただいている方…

映画「硫黄島からの手紙」を見て、日本人の「働き方改革」について深く考えさせられた

「今日は映画を見なきゃまずい」 私は飛び込むようにしてレンタルビデオ屋に駆け込んで行った。 大学を卒業して1年以上経つが、転職するなり、海外を放浪するなり、ストレートで卒業した人よりから少し遠回りをしてきた。 何かの縁で入れた今の会社だけはし…

今をときめくサイバーエージェントの藤田社長が、「麻雀からビジネスを学んだ」と語る理由

「この本は買わなきゃ!」 私は直感的にそう思った。 本屋で通勤の時間に読む本を選ぶとき、私は基本的に表紙を見て、ピンときた本を直感的に選んで買うようにしている。 なんだかんだ自分の価値観を変えてくれるような本と出会うときは、たいてい直感的に「…

【SNSで人生を変える】承認欲求に苦しんでいる人にとって、この本は……  

「承認欲求なんて消えてなくなれ!」 私はずっとそう思っていた。 どうしてもツイートしたくない。 それなのにツイッターにつぶやいてしまう。 フェイスブックにシェアしたくない。 それなのに「いいね」欲しさに記事をシェアしてしまう。 自分が書いた文章…

社会の歯車になった果てにあるもの……「三度目の殺人 」 

「え? こんな機械的に裁かれていくの」 私は初めて裁判というものを見て、妙な居心地の悪さを感じていた。 大学時代に私は一度、裁判を傍聴したことがある。 特に傍聴席に行った理由などなかった。 一度は裁判を見てみたいという好奇心があったのかもしれな…

社会に出ると「感性」というものを消さないと生きていけないと思っていた。

「感性が鋭すぎるんじゃない?」 昔、友人にこんなことを言われたことがあった。 飲み会に行っても、ぐったりとしている自分を心配してかそんな言葉を投げかけてくれたのだ。 私は昔から飲み会というものが極端に苦手だった。 会話のペースについていけず、…

アイドルに全く興味がなかった私が、欅坂46の「不協和音」だけは何度も聞いてしまう理由

「会社員は我慢することが仕事だ」 とある社会人の先輩にこんなことを言われたことがある。 私はその時、確かに……と思った。 ストレスが溜まっても我慢するしかないよな…… 私は一度、フリーターというものを経験して、社会に出た。 今、普通の会社に入ってサ…

「潜在能力を引き出せ!」

「潜在能力を引き出せ!」 この写真と出会ったのは、去年の8月だった。 ポカリスエットのCMのキャッチコピー……「潜在能力を引き出せ!」 青空の下でひたすらに無我夢中になって踊り狂う高校生たちの姿を追ったCMをご存知の方も多いかもしれない。 ただひた…

カメラを扱う人こそ、「小さく賭けろ!」を読んだ方がいい理由

「いい写真撮れるようになりましたか?」 私の写真の先生とも呼べる人から、ある日こんなことを聞かれた。 7月の真ん中に、長年欲しくて欲しくてたまらなかったsonyの一眼カメラを買った私は、最近カメラに夢中だ。 カメラを買うのに、約8か月もかかってし…

残業が80時間を超えていた私が見つけた「週4時間」だけ働くということ

「また人身事故か……」 途方に暮れているサラリーマンを目の前にして、私自身もどうしようかと困惑を隠せなかった。 今、このタイミングで人身事故が起きたら困る。 なんで朝に会議があるタイミングで人身事故が…… 不謹慎だとはわかっているが、どうしても「…

いつも「生きづらさ」を抱えていた私が見つけた、ファインダー越しに見える世界  

「どこへ向かっているんですか?」 私はカンボジアのゲストハウスで出会った日本人の方にこう尋ねられた。 どこへって…… その時の私は本当に精神的にヘトヘトだった。 新卒で入った会社を数ヶ月で辞めてしまい、精神どん底のままひとまず日本を離れようと海…

少し前まで、〇〇にならなきゃいけないもんだと思っていた

「少し映画のことから外れようか」 私の目の前に座っている就活アドバイザーの人にそう言われた。 その時、私は行き詰っていた就活に嫌気がさし、友人の紹介もあって、とある就活マネージメントをしている会社を訪れていた。 その会社はイケイケのベンチャー…

いい記事を書くために生き方を変えようとするならば、まずは「服装」を変えればいいと気がついた

「いい文章を書けるようになるにはどうすればいいですか?」 私は一度、ハイパーバズを起こしているライターさんにこう問いかけたことがあった。 その人は、毎週のように1万字以上に記事を書いていき、あっという間に何万pvも達成できるような凄腕のライタ…

特別になりたいが消えたら、大切なものが見えてくる

特別になりたい。 そんなこと考えてはいけないと思っても、私の心からその感情だけは拭いきれなかった。 人よりも上に立ちたい。 周囲に自慢できる職業に就きたい。 そう思い、就活の時は意味もなく大手企業ばかり受けて、落とされまくっていた。 自分は特別…

普段Netflixで観る人でも、この映画だけは絶対に映画館で観た方がいいと思う理由  

「映画は映画館で見るものだ!」 多くの映画通の人はそう語る。 確かにその通りだと思う。 私も映画は大好きだ。 できるなら映画館で観たい。 しかし、社会人をやっているとどうしても映画館に行く時間を作れない人も多い…… レイトショーで見ようとしても、…

旅という名の読書

「次はカンボジアに向かおう」 バンコクの安宿街、カオサン・ロードの宿で朝起きる時に、私はふとそう思った。 何も考えずに飛び込んだ東南アジア旅行。 特に行き先も何も全く決まっていなかった。 「とにかく一旦、日本を離れたい」 その一心で、私は飛行機…

人生は極論すると相対性理論

「21歳を過ぎてからの20代はあっという間だよ」 大学一年の頃に、サークルの先輩にそう言われたことがあった。 その時、私は確か、大学を入学したての19歳だ。 20代はあっという間なのか……とぼんやりとイメージしていたと思う。 そして、あっという…