ライティング・ハイ

年間350本以上映画を見た経験を活かしてブログを更新

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

人に発したものは自分に返ってくる  

「人に発したものは自分に返ってくる」 PCの画面に打ち込まれている文字を読み、私はしばらく考え込んでしまった。 私が読んだのは、とある写真家が書いた文章だった。 「言葉であれ、態度であれ、人から発せられたあらゆる要素は壁に投げたボールのようにし…

「何かに消費されている」と感じる人こそ、写真家奥山由之さんの写真展には行った方がいいのかもしれない  

「なんだこの写真は……」 電車の壁にプリントされた一枚の広告写真を見て、私は思わず立ちすくんでしまった。 青空の下で一本のポカリスエットが宙を舞っている写真。 フィルム特有の色合いで描かれた一枚の写真に私は度肝抜かれた。 とにかく写真を見ただけ…

10代の頃に映画「シンドラーのリスト」を観てから、どうしてもこの感情が拭いきれないでいる

「長いこと生きていると、その時、出会うべき人に出会える瞬間がある」 そんなことを昔、ある人に言われた 出会うのが早すぎてもダメ。 社会に出て、いろんな経験をしていく中で、少しずつバケツの水が溜まっていくかのようにして、自分の価値観も変わってい…

全てがモノクロに見えていた当時の私を変えた、あるひとつのフィルムカメラ

「とにかく全部捨てよう」 そう決心してすぐ私は東南アジア行きのチケットを買っていた。 もう何もかも捨ててしまえ。 無理やり自分を押し殺して生きていくことに疲れ果て、私の心は限界に来ていた。 他人の目が気になる。 仕事を辞めてしまった自分に居場所…

社会人になってずっと「空虚感」を抱えている人がいたら……

「なんでこんなに頑張っているんだろう」 ふと満員電車の中で思い立った。 終電近くの満員電車の中は、いつも人でごった返している。 大抵は疲れた顔をしたサラリーマンで埋めつくされている。 仕事のイライラが溜まっているのだろうか。 何か仕事上の話をボ…

生きている実感を感じられない人にとって、映画「ブレードランナー2049」は、特別な薬になるのかもしれない

「人が生きている意味なんてありません。ただ生まれて死ぬだけです」 今でも予備校講師に言われた言葉をたまに思い出す。 私が通っていた予備校には名物とされている英語の先生がおり、とにかくその先生から授業中ボロクソに私はヤジを飛ばされていた。 「大…

「自分の母親だけは死なないものだ」……そう感じている人にとってこの本は。

「この漫画読んでみてください。そして、是非感想を聞かせてください」 いつもお世話になっているプロのフォトグラファーの方からこんなメッセージが届いた。 その人は自分にとって写真の師匠のような存在で、月に数回写真のことを学ばせていただいている方…