ライティング・ハイ

年間350本以上映画を見た経験を活かしてブログを更新

残業が80時間を超えていた私が見つけた「週4時間」だけ働くということ

「また人身事故か……」 途方に暮れているサラリーマンを目の前にして、私自身もどうしようかと困惑を隠せなかった。 今、このタイミングで人身事故が起きたら困る。 なんで朝に会議があるタイミングで人身事故が…… 不謹慎だとはわかっているが、どうしても「…

いつも「生きづらさ」を抱えていた私が見つけた、ファインダー越しに見える世界  

「どこへ向かっているんですか?」 私はカンボジアのゲストハウスで出会った日本人の方にこう尋ねられた。 どこへって…… その時の私は本当に精神的にヘトヘトだった。 新卒で入った会社を数ヶ月で辞めてしまい、精神どん底のままひとまず日本を離れようと海…

少し前まで、〇〇にならなきゃいけないもんだと思っていた

「少し映画のことから外れようか」 私の目の前に座っている就活アドバイザーの人にそう言われた。 その時、私は行き詰っていた就活に嫌気がさし、友人の紹介もあって、とある就活マネージメントをしている会社を訪れていた。 その会社はイケイケのベンチャー…

いい記事を書くために生き方を変えようとするならば、まずは「服装」を変えればいいと気がついた

「いい文章を書けるようになるにはどうすればいいですか?」 私は一度、ハイパーバズを起こしているライターさんにこう問いかけたことがあった。 その人は、毎週のように1万字以上に記事を書いていき、あっという間に何万pvも達成できるような凄腕のライタ…

特別になりたいが消えたら、大切なものが見えてくる

特別になりたい。 そんなこと考えてはいけないと思っても、私の心からその感情だけは拭いきれなかった。 人よりも上に立ちたい。 周囲に自慢できる職業に就きたい。 そう思い、就活の時は意味もなく大手企業ばかり受けて、落とされまくっていた。 自分は特別…

普段Netflixで観る人でも、この映画だけは絶対に映画館で観た方がいいと思う理由  

「映画は映画館で見るものだ!」 多くの映画通の人はそう語る。 確かにその通りだと思う。 私も映画は大好きだ。 できるなら映画館で観たい。 しかし、社会人をやっているとどうしても映画館に行く時間を作れない人も多い…… レイトショーで見ようとしても、…

旅という名の読書

「次はカンボジアに向かおう」 バンコクの安宿街、カオサン・ロードの宿で朝起きる時に、私はふとそう思った。 何も考えずに飛び込んだ東南アジア旅行。 特に行き先も何も全く決まっていなかった。 「とにかく一旦、日本を離れたい」 その一心で、私は飛行機…

人生は極論すると相対性理論

「21歳を過ぎてからの20代はあっという間だよ」 大学一年の頃に、サークルの先輩にそう言われたことがあった。 その時、私は確か、大学を入学したての19歳だ。 20代はあっという間なのか……とぼんやりとイメージしていたと思う。 そして、あっという…

実は、ブログを書き続けるには強烈な欲求不満が必要だと思っていた……

何歳まで映画を撮り続けるつもりなんだろう……? SF映画の金字塔の「エイリアン」の最新作の公開が迫ってきたリドリー・スコット監督のインタビューをラジオで聞いている時に、ふと思ってしまった。 「エイリアン」などのメガヒット映画を作り続けてきたリド…

上司との飲み会には絶対参加しなきゃいけないもんだと思っていたけど……

「また、飲み会か……」 社会人となるとどうしても金曜日の夜に飲み会が入ってくる率が高くなる。 「花の金曜日」とバブルの時には言われ、金曜日の夜になると、町中に酔っ払った人が溢れ出す。 みんな会社でのストレスなどを発散したいのだろう。 私は飲み会…

世の中に蔓延している椅子取りゲームの外側で生きていくこと

「人生勝ち組になりたかったら東大に行け!」 私が高校生だった頃、大ブームになっていたとある漫画の決まり文句だった。 その頃は、なぜか東大ブームがあって「東大生のノート」「現役で東大に受かる子供の教育法」など、やたらと東大! 東大! というキー…

少し前まで、仕事の楽しさは「やりがい」で決まるものだと思っていた

「仕事をする上でのやりがいは何ですか?」 多くの就活生は、面接の際にそう質問する。 「仕事のやりがいですかね? 自分が作った商品を手にとって、喜んでくださるお客様の姿を見た時ですかね……」 などと面接官は人事の人から言われていたカンペを読むよう…

「四月は君の嘘」を読んで、その道のプロとアマチュアとの歴然とした差がわかった

「何かに熱中したい」 その感覚が常にあった。 よく考えられば、中学や高校のときは、特に先のことも考えずに目の前のことだけに真剣に取り組んで熱中していた時期もあった気がする。 あの頃は、未来のことなど何も考えていなかった。 「青春時代は可能性が…

あの苦悩に満ちた就活の日々も、実は毎日ブログを書く上で役に立っていたと気付いた

「なんで自分は選ばれないのか?」 私はずっと就活中に思っていた。 「私の長所は〇〇です」 「私は学生時代に〇〇をしていたました」 など必死こいてスターバックスにこもって書いていたと思う。 就活を終えた今でも、電車の中で就活生を見かけると、あの苦…

人を愛することで自分が傷つくのを恐れている人こそ、映画「メッセージ」は見た方がいいかもしれない

「余命1年です」 医者の言葉を、ポールは呆然としながら聞いていた。 隣では妻が泣いている。 「この病気は現代医療では治療方法がありません……残念です」 「嘘だ……」 ポールは医者に向かって怒鳴り散らした。 嘘だ…… 嘘に決まっている。 彼の妻と出会った…

もしかしたら「普通」こそ、一番の天才なのかもしれない

「どうやったら面白いものが書けるのか?」 大学生だった頃の私は、図書館に立てこもり、ひたすら面白いコンテンツを探しまくっていた。 その頃は、本気で映画の世界に入りたくて、貪り尽くすように脚本や有名な本をインプットしては、大学のパソコンの前で…

ベトナム・ハノイを旅していると、情報で溢れた競争社会で生きていくすべを学べる

「ハノイだよ! 兄さん」 眠気をこらえながら、隣にいたおじさんの掛け声で私はゆっくりと起き始めた。 バスの外を見てみると、夜が明け、眩しい太陽が昇っていた。 バスに乗り始めて12時間が経っていた。 ベトナムのホーチミンからハノイまで、ベトナムを…

弱さを武器にして

「なぜ、自分はこうも弱いのか?」 私は、ずっとそう思っていた。 就活も無駄なプライドから大手企業ばかりを受け、30社以上落ち、せっかく新卒で入った会社も数ヶ月で辞めてしまった。 人一倍、自分の弱さというものを気にして生きていたのかもしれない。…

その一瞬一瞬を大切にしていった先にあるもの

「フィルムカメラを始めれば人生変わるよ」 私が東南アジア放浪の旅をしていた時に、ラオスの山奥でとある旅人にこう言われたことがある。 その人はやたらとカメラにこだわっており、観光地などに行っても決して闇雲に写真を撮ったりすることなかった。 絶景…

ニュージーランドのど田舎生まれの青年が、アカデミー賞を11部門も受賞した約10時間の長編映画を作れた理由

「また、ピーターが変なことやっているよ」 彼は村中の笑いものだった。 「また、あの子か」 「今度は何をしたんだ」 彼は太った容姿で、森の中で怪しい小道具を広げて、ミニチュアを作っていた。 ピーターが作っていたのは、ミニチュア撮影による自主映画だ…

「特別でありたい」と思っていた私が、アニメ界の巨匠から学んだこと

「特別な人間になりたい」 10代の私を突き動かしていた感情は主にこれだったと思う。 人と違う人間でありたい。 特別な人間でありたい。 他人と一緒の行動をするなんてたえられない…… その一心で空回りばかりしていた。 他人と違うことがしたいというだけ…

自分の仕事がわからなかった私が、富士そば社長から学んだこと

「何で昼ご飯を食うのに立って食べなきゃならんのだ」 はじめて立ち食いそば屋を見ていた時、私はそう感じていた。 働き方改革と叫ばれている今日…… 日本人の働き方を問題する風潮が多いという。 基本的に欧米に比べ、圧倒的に残業が多い日本の働き方を見直…

書いて生きていく術を学ぶはずだったが……

何者かになりたい…… 私は大学時代ずっとそう思っていた。 クリエイティブな人間でありたい。 大学時代に世の中に頭角を現したい。 「何者かになるために上京してきた」とテレビでコメントしていた劇作家のように、 私はただ何者かになりたかったのだ。 人よ…

【ミスマッチした新入社員に告ぐ】「3年は続けろ」と大人は言うけども

「君たち、自分で選んだ道なんだから!」 多くの大人は新入社員に向かってこう言う。 「自分でこの会社を選んだんだから」 「もう大人なんだから、職場は学校じゃないんだ」 確かに仕事を選ぶのは自分自身の問題だ。 しかし、どうしてもその言葉に納得できな…

承認欲求に振舞わされていた私が見つけた、生きづらさを緩和させる唯一の方法

「承認欲求なんて消えてしまえ」 私はいつもそう思っていた。 フェイスブックなどに投稿したとき、「いいね」の数が増えれば嬉しいものだ。 しかし、いつしか「いいね」をもらうために投稿するネタを探して歩き回っている自分に気がつくのだ。 「いいね」が…

ただのホラー好きの貧しい青年が、大ベストセラー作家の映画化権をたった1ドルで買い取れた理由

「ピンポーン」 貧しいボロボロの服装を着たフランク青年は、とある大ベストセラー作家の家の前に立っていた。 彼は子供の頃から、その作家の大ファンで、何度もなんども読み直していた。 一字一句全て覚えているくらいだ。 その作家の影響でホラー好きにな…

毎日、繰り返される満員電車の中での死闘を辞めた時……

「暑い、苦しい……」 毎朝、満員電車に乗って、いつも思うことだ。 何で、こんなにぎゅうぎゅう詰めにされながら、電車に乗ってんだろう…… ホームでは駅員が、あまりにもパンパンでドアからはみ出している乗客を無理やり押し込んで、電車の中に詰め込んでいる…

正直、言ってしまうと……

「何の映画が一番好きですか?」 私が学生時代に年間350本以上映画を見ていたという話をすると、 まず間違いなく相手から聞かれる質問だった。 そう聞かれるたびに私は戸惑いを隠せない。 やれやれ、と思うのだ。 私は休みの日となると1日6本は映画を見…

もし、書くことに悩む人がいたら、あるいは写真家ソール・ライター展が効くかもしれない

「人と違うことをしなきゃ」 大学生の頃の私はそう雁字搦めになっていた。 個性的な自分でありたい。 人と違うことがしたい。 そんな思いが私を突き動かしていたのだ。 小学校からずっと、クラスでは馴染めなく、常に落ちこぼれだった私は、大学に入ってから…

逆上がりのコツと夢を追いかけること

「もう少しなんだけどね。9割は回れているよ」 小学生の頃、学校の先生にワンツーマンで逆上がりの練習をしている時、何度もそう言われながら練習をしたのを覚えている。 私はとにかく運動が苦手な子供だった。 小学校3年生にして逆上がりができなかったの…