ライティング・ハイ

年間350本以上映画を見た経験を活かしてブログを更新

「なぜカメラを始めたんですか?」という質問に対し、いちよ答えは出た

「なんでカメラを始めたんですか」 会社に行くときもカメラを持ち歩いて、飲み会の時もカメラを持ち歩いて、 ちょっとコンビニに行く時も自分は基本的にカメラを持ち歩いている。 写真を撮るためということも確かにあるが、なぜかカメラを持っていると心が落…

「大人になってしまった自分」に、言い聞かせるように……  

「大人になってしまったな」 最近、つくづくこんなことをよく考えるようになった。 社会人になって、毎日会社に通勤していると、ある日突然 「あれ、俺って結構社会人きちんとやっているじゃん」 そんなことを思うようになった。 学生時代はあれだけ、 「自…

「君の名は。」は本編では泣けなかったが、ノベライズ本で号泣した理由  

「直感を信じて」 そんな言葉をとある有名な起業家が投げかけていた。 「世の中の雑音に惑わされるな。自分の心の声に従え」 自分もそこまで信仰深い性格ではないと思うが、わりと昔から直感を大切にするタイプだった気がする。 高校受験もそうだし、大学受…

2年半ぶりにインドを歩いて、ふと湧いてきたあの感覚  

大学4年の時、インドに一人旅に行ったことがあった。 学生生活最後の休みとなると、人生の有給休暇と称される日本の大学生は、 「今しか学生を謳歌できない」 「今しか長期に海外旅行に行けない」 と思って、欧米だったり、アメリカだったりと友達と一緒に卒…

クリント・イーストウッド監督の映画「15時17分パリ行き」を観て、極限までにシンプルな禅の境地を感じた  

「クリント・イーストウッドの最新作」 3月頃に予告を観て、驚いた。 正直、まだ映画撮ってん? と思ってしまった。 映画ファンなら誰もが知っているクリント・イーストウッド。 「荒野の用心棒」などマカロニウエスタンシリーズを夢中になって観ていて人も…

「社会規範を守って!」というタイトルに惹かれて。

先日、実にまずい映画を観た。 期待して観に行ったのに、何だこれはと正直舌打ちをしたくなった。 ま、有名な作品のリメイク版だから仕方ないよな。 だけど、あれだけ期待していったのに、なんでこんな作品になってしまったんだろう。 なぜ、こんなストーリ…

映画「わたしに会うまでの1600キロ」を観て、何かを変える人の本質に気がついた

「なぜ、こんなに荷物が多いんだ」 私はとにかく荷物整理が苦手だ。 これもいる、あれもいると余計なものを詰め込んでしまい、バックがぎゅうぎゅう詰めになる。 自分は普段、営業の仕事をしており、外に出る機会が多いのだが、その時持っていくバックがやた…

負の感情はエネルギー    

「あ、また負のオーラが出てる」 毎日、満員電車に揺られながら仕事に向かっていると、必ずと行っていいほど、 負のオーラを周囲に放っている人を見かけることがある。 電車がガタンゴトンと揺れる度に、その気が電車内に蔓延するかのように散らばっていく感…

いまが消えていく  

今から自分が後悔していることを書こうと思う。 ずっと、心の奥底で抑えていた感情。 とにかく今、この時に何か書かないと再び闇に消えていってしまいそうな気がする。 そう思いながら、自分は手を動かしながら書いている。 なぜ、あの時、そうしなかったの…

魂の速度は人それぞれ    

「あ、もうこんな時間だ」 忙しない毎日の中、朝の時間は貴重である。 会社に向かって家を出る前に、朝ごはんを食べて、スーツを着て、最寄りの駅までに向かうまでの時間。 東京の満員電車はどこもかしこも、ぎゅうぎゅうづめ状態で、どうしても満員電車とい…

普通であることに後ろめたさを感じるけども……

いつからだろうか。 「普通じゃない」ということに憧れを抱くようになったのは。 私はとにかく昔から、心の奥底で、普通じゃない特別な人というものに憧れていたと思う。 人と違った何かを持っている。 自分には人と違った感性を持っている。 そう思い、人と…

人との境界をあいまいにする    

「人との境界をあいまいにする」 ふと、湧いて出てきた言葉だった。 何か悟りを開くかのように、自然と湧き上がってきた。 仕事している時にふと、このフレーズが思いつき、ずっと考え込んでしまった。 「人との境界をあいまいにする」 どこか今の自分にとっ…

どうしても負の感情に包まれそうになったら……  

自分でもわかっているつもりなのだけども、とにかく私はマイナス思考だ。 一つうまくいかないことが出てしまうと、ど〜と溢れ出るようにマイナスな考えが頭に浮かんでくる。 きっと、これは駄目だ。次も駄目だ。 あ、あ、あ…… そんなところが少なからずある…

どうしても鎖から逃げ出すことができない、この社会    

「あの方、どうしても会社を辞めたくて苦しんでいるみたいです」 知り合い伝いによくこんなことを聞くことがある。 社会人になって2、3年目ですけど会社を辞めたくて仕方がなくて、 だけど辞める勇気もなくてうつ状態な感じで…… 自分は社会人一年目で早速…

全然愛情がこもってないんですけど    

「え? 全然愛情がこもってないんですけど」 それは自分が撮った写真を会社の人に見せたときのことだった。 ずばり、自分が感じていたことを指摘されたのだ。 「篠山紀信って知ってる? その人が宮崎美子を見つけた時の話なんだけど」 その写真家なら自分は…

枠を取っ払ってしまえば、きっと、そこには。

「よく一年間社会人やってこれたね」 仕事の帰り道にふと、上司にこんなことを言われた。 正直、驚いてしまった。 あまり、自分は職場でプライベートなことは話していない。 どこか仕事と私生活に一線を置いている節がある。 自分が今勤めている会社はとても…

大の邦画嫌いの私でも、この日本映画だけは涙無くして観れなかった

「久々に面白い邦画と出会った」 以前からお世話になっている映画好きの方からこんなことを言われた。 その方は大の映画好きで、黒澤明などの昔の巨匠の映画が好きだということもあって、どこか自分ととても映画の好みが合う方だ。 その方が大絶賛している邦…

何かを選ぶことにまだ慣れていない人たちに……

「あ、あぶない」 私は自転車のブレーキを握りしめた。 「ふう、何でこんな場所に猫の死体があるんだ」 道のど真ん中に猫の死体が転がっていたのだ。 しかも、この通りは大通りに面していて、車の行き来も多い。 私は躊躇してしまった。 周囲の人は猫の存在…

人生の目標は身近なものに……

「バタン」 あ、やばい。 家の階段を登っている時に、足をつまずいてしまった。 人間、死ぬときは時間がゆっくり感じるとよく言う。 大げさかもしれないが、バタンとつまずいた時、 「あ、これは頭ぶつける」 と脳裏で認識できていても、体がうごかず、時間…

生まれた瞬間から、ビルから飛び降りている

「なんか単調だな」 毎日、ありふれた日常を過ごしているといつしかそう思ってしまう。 子供の頃には色鮮やかに見えていた都会の景色も、毎日見慣れてきてしまうと単調なコンクリートの塊のように見えて、何の新鮮味も帯びてこない。 昔は家から最寄りの駅ま…

「自分の中に自分はいない」……そう教えてくれたのは。

今思えば、大学生の頃から自分は常に浮足立っている感覚があった。 ずっと浮足立っていて、生きているのかどうかわからなくなる瞬間。 そんなことが常にあった。 無機質なコンクリートジャングルで生まれ育ったせいか、 土にしっかりと踏み込んで立っていな…

ひとと関わらなければ、ひとに輪郭は生まれない  

「君は思い込みが強すぎる」 ある日、突然職場の上司にこんなことを言われた。 自分が担当しているお客さんに挨拶に行った時、 「仕事が忙しそうで、全く相手にされなかった」と報告した時だった。 「あの人はそんな無責任な方じゃないよ。君がその人をそう…

是枝裕和監督の「万引き家族」を観て、アラブ諸国のモスクを思い出した  

常に浮足立っている感じが常にあった。 毎日、満員電車にゆられながら、会社に向かっていると、自分が荷物のような扱いを受ける。 ぎゅうぎゅう詰めの電車の中で呼吸をじっとこらしながら、ただ耐える毎日。 自分が立っている位置を確保するのに必死で、周囲…

未来を写したその先にあるもの……  

「終点、渋谷〜」 満員電車のドアが開いて、人がどっと溢れかえっている渋谷駅構内。 毎朝見ている光景で、一年以上社会人をやっているとさすがに満員電車にもなれてくる。 この電車に乗れば、通勤ラッシュの時間にあたるな。 この電車に乗れば、比較的ラク…

「狂」としか言いようがない圧倒的な名演をこの目に見せつけられた。

「この映画だけは絶対見たほうがいい」 先日、映画好きの方が集まる会に久しぶりに参加した時、いつもお世話になっている方からこんなことを言われた。 その方は大の映画好きで、お会いするたびについつい映画の話ばかりしてしまう。 「この映画だけは絶対に…

「クリエイティブな仕事」があるのではない

「なにかモノを作りたい欲求が溢れているんです」 そう目をキラキラしながら映画への情熱を語る人がいた。 その時、私は久々に映画好きの人が集まっている会に参加していた。 毎月開催されており、以前は毎月参加していたが、最近は仕事が忙しいのを理由に全…

一滴ずつだけど、バケツの水は溜まっていく  

「最近、あまり写真撮っていないね?」 この頃、人に会うたびにこんなことを言われることが多かった。 「忙しくて写真取る暇がなくて……」 そんな言い訳をいっては、いつも言い逃れていた。 「いつも君の写真楽しみにしていたんだから、もっと撮ってね」 そう…

「何を捨てて、何を捨てないか?」その判断基準は結局……

「どんな写真が撮りたいんですか?」 度々、出会う人にこんなことを言われる。 そのたびに私は返答に困ってしまう。 自分は一体どんな写真を撮りたいのだろう? どんなことをやりたいのだろう。 頭のなかにはあやふやだが、何かを伝えたいという思いはあった…

自分の感受性くらい、自分で守れ、ばかものよ  

「自分の感受性くらい、自分で守れ、ばかものよ」 フェイスブック上に流れてきた、とある詩を読んで衝撃が走った。 なんだこれ。 なんでこんなにぐさっと心に突き刺さるのか。 詩を見て、衝撃を受けたのは初めてだった。 きっと詩を読んだのも小学校の授業以…

写真という名の鏡  

「君は相手のことをしっかりと見ているのか?」 とあるプロカメラマンにあった時、こう言われた言葉が頭の中を反芻してならなかった。 「自分は何のために写真を撮るのか?」 「君は一体何になりたいのか?」 大学を卒業して早2年が経つ。 20歳の頃は人生な…